泥臭く8強!金光大阪が全員野球でタイブレーク星 福冨、控え選手に「恩返ししようと」

 「選抜高校野球・2回戦、金光大阪4-3木更津総合」(25日、甲子園球場)

 金光大阪がタイブレークの末、サヨナラ勝ちで初の8強に進出した。

 自分たちらしく、泥臭く、逆転サヨナラ勝ちをもぎ取った。タイブレークの延長十三回、2死満塁で決勝の死球を背中に食らった金光大阪の福冨龍之介外野手(2年)は、「痛いというよりうれしすぎて」と小躍りしながら2、3歩前へ。しかし、あまりの痛みにうずくまり、はうように一塁へたどり着いて歓喜を爆発させた。

 今大会3試合目となったタイブレークで先に2点を取られたが、内野ゴロと押し出し四球で同点。とどめを刺した福冨にはチーム一丸の思いがあった。

 1回戦後に降った大雨。ぬかるんだ同校のグラウンドは、翌朝ナインが到着する前の早朝に、控え選手によってきれいに整備されていたという。福冨は「恩返ししようと思った」と振り返った。

 4度目の甲子園で初勝利を挙げて一気に初の8強入り。同校にまた新たな歴史を刻んだ。円陣で何度もゲキを飛ばした横井一裕監督(47)は、「最後はしかりながら話した。本当によく我慢をしてくれた」とねぎらった。

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