新庄ビッグボス 起用的中!清宮が4番弾 日本ハム連敗も517日ぶり一発に大喜び

 清宮のソロに手を上げて喜ぶ新庄ビッグボスら日本ハムナイン
 9回、今季1号を放ちゆっくりと歩き出す清宮
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 「ソフトバンク6-3日本ハム」(26日、ペイペイドーム)

 4番らしい、雰囲気のある一撃だった。日本ハムの新庄剛志ビッグボスはベンチで両手を上げて勝ったかのように両手を突き上げた。劣勢で迎えた九回1死。4番で今季初出場した清宮幸太郎内野手が、外角149キロ直球を右翼席中段に運んだ。

 「打った瞬間、行ったと思いました」と清宮は満面に笑み。今季1号ソロは、20年10月25日の楽天戦(楽天生命)以来517日ぶりの本塁打。新庄ビッグボスも「低めのボールもしっかり見逃して、打った後もかっこいい。メジャーリーガーみたい」と絶賛だ。

 オープン戦打率2割。本塁打も打点も0だった。それなのに4番に抜てき。「雰囲気、よかったもん、見逃し方がキャンプ中とは全然違って」。20日のオープン戦最終戦試合前に稲葉GMと2人で指導。突っ込まないフォームに修正した成果を本番で出した。

 「自分にとってはきょうが開幕戦。よかったです」と清宮は言う。前日はソフトバンク・王会長から「相手との駆け引きだったり球の軌道とかを意識してみたらどうだ」とアドバイスされた。オフの自主トレで弟子入りしたソフトバンク・柳田からは、五回、一塁ベース上で「状態よさそうだから自信持っていけ」とエールを受けていた。その頭上を越える恩返し弾となった。

 取材を受ける清宮を見つめて、ビッグボスは「うれしそうやなー。ね。あしたからずーっとベンチだったら泣くかな」と意地悪そうにニヤリ。その後、「あした4番。4番ファースト清宮で」と初めて打順を明言。真の主砲を育て上げていく。

 ◆清宮945日ぶり4番 プロ5年目の清宮の先発4番出場は自身11試合目で2019年8月24日・オリックス戦以来、945日ぶり。この日でプロ通算成績は231試合で打率・199、22本塁打、74打点。4番通算成績は打率・275、3本塁打、6打点となった。

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