野球評論家の張本勲氏が２７日、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」にゲスト出演。選抜高校野球で誤審を認めて謝罪した審判に、「こんな勇気のあるアンパイアがいたんですね」と久々の「あっぱれ」を与えた。

　張本氏は、昨年１２月で２３年間レギュラー出演していた同番組を卒業。今回はプロ野球が開幕したことを受けて、「スペシャルご意見番」として、約３カ月ぶりの出演となった。番組では、２０日に行われた選抜高校野球、広陵－敦賀気比戦で、審判団が誤審を自ら認めて判定を覆し、場内放送で球審が謝罪する超異例の珍事を取り上げた。

　これに張本氏は「あっぱれだ！」と断言。「『あっぱれ』になっちゃう？」と驚く司会の関口宏に、「こんな勇気のあるアンパイアがいたんですね。絶対にアンパイアは訂正しない。間違ってても、訂正しない。もう１回訂正すると、２回間違えることになるから。訂正する人はまずいない。これだけ勇気のある人久しぶりに見ましたよ」と大絶賛していた。

　上原氏は、高校野球の審判はボランティアが務めていることを指摘し、「プロではないので。でも、あの勇気は素晴らしいことだと思います」と張本氏に賛同。「まさか、あっぱれが入るとは思いませんでした。見てても気持ちがいい」と関口も応じていた。