中日 執念の逆転勝ちで立浪監督が初勝利「選手の力で勝たせてもらった」10回に溝脇V打

 10回、溝脇は左前に勝ち越しの2点適時安打を放つ(撮影・佐藤厚)
 9回、大島は右前に同点の2点適時安打を放つ(撮影・佐藤厚)
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 「巨人5-7中日」(27日、東京ドーム)

 中日が執念の逆転勝ち。延長10回の激闘を制し、立浪監督はうれしい初勝利を飾った。

 チーム一丸で勝利をもぎ取った。4点を追う八回に鵜飼の適時打などで2点をかえし、九回は大島が同点の2点適時打。十回は溝脇が2点適時打を放ち、これが決勝打となった。

 誤算は先発の柳。初回、先頭吉川に三塁打を打たれ、坂本には適時二塁打。岡本和、中田に連続本塁打を浴びるなど、いきなり4失点した。苦しい展開だったが、終盤の猛攻で4年ぶりの開幕3連敗を阻止した。

 立浪監督は「苦しい試合が続いて、本当に選手の力で勝たせてもらいました」と安どの笑み。記念の勝利球を受け取り、「私にとって、今日がスタート。見事の逆転勝ち、ボールがありますが、これはもう本当に監督として初めての勝利。全員で頂いたので大事にしたいと思います」とうなずいた。

 29日から、本拠地でDeNAと3連戦を戦う。「大島もよく打ってくれて、溝脇も大事な仕事をしてくれた。逆転がチームの力になる。1試合1試合、全力で戦っていく、それだけです」と前を向いた。

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