星稜4強ならず マーガード号泣「林監督ともっと一緒にやりたかった」

 試合後、林監督(手前)に慰められる星稜・マーガード(撮影・伊藤笙子)
 逆転負けで4強入りを逃した星稜ナイン(撮影・伊藤笙子)
 5回、勝ち越し2ランを許した星稜・マーガード(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・準々決勝、国学院久我山4-2星稜」(28日、甲子園球場)

 星稜が逆転負けを喫し、初の4強入りはならなかった。

 先発した武内が4回まで無安打に抑えていたが、2点リードで迎えた五回に右前適時打で1点差。さらに2番手・マーガードが投ゴロ悪送球の間に同点とされ、4番・下川辺には左越え2ランを浴びた。

 マーガードは号泣のあまり、会見も声にならなかった。今大会をもって退任する林和成監督について「林監督ともっともっと一緒にやりたかった。負けてしまって申し訳ない。監督に指導いただいたことは本当に大きな財産でした」と振り絞るように答えた。

 この日は2番手での登板。1回戦で割れた爪の状態は「大丈夫でした。自分の実力不足」と振り返った。本塁打は高めのストレートを持って行かれた。「ちょっと甘かったというのはある。甘いボールが結構あり、それをヒットにされた。そういう部分がよくなかった」と反省した。

 試合後のアルプスあいさつで、涙に暮れていると林監督に肩を抱かれた。「監督に、ナイスピッチ、これからがあるぞと言われた」。成長した姿で恩返しを誓った。

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