西武・ドラ2佐藤 5回4安打無失点でプロ初星 辻監督も感心「大したもの」

 「日本ハム0-4西武」(29日、札幌ドーム)

 西武のドラフト2位ルーキー佐藤(筑波大)が、5回4安打無失点でプロ初勝利をつかんだ。26日のオリックス戦で勝った同期入団の隅田に続き、新人左腕がデビュー戦白星。直球と得意の鋭いスライダーのコンビネーションが光り「ゼロで抑えることができたので良かった」と笑顔を見せた。

 札幌ドームの硬く高いマウンドが合わず、立ち上がりは苦労した。それでも一回1死一、二塁からヌニエスを直球で見逃し三振、石井をスライダーで二ゴロに仕留めてピンチをしのぎ、徐々にリズムをつかんだ。三回2死一、二塁でもヌニエスを左飛に打ち取った。

 公立の宮城・仙台高、国立の筑波大を経て入団。卒業論文で大学時代の投球フォームの変化を比較したことで「定期的にチェックすることがけがの予防になる」という知見を得た。入団後も寮で栄養士の話に熱心に耳を傾けるなど、旺盛な知識欲が野球に生きている。ポーカーフェースで淡々と投げる姿に、辻監督は「大したものだと思う」と感心した。

 ◆佐藤 隼輔(さとう しゅんすけ)2000年1月3日生まれ、22歳。宮城県出身。182センチ、83キロ。左投げ左打ち。投手。仙台、筑波大を経て2021年度ドラフト2位で西武入団。筑波大時代は国立大出身ながら大学日本代表。150キロ超の直球にスライダー、チェンジアップが武器。

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