ロコ・ソラーレ5人で始球式 新庄監督が完全装備で捕手 背番号「65」“勝利の女神”
「日本ハム-西武」(30日、札幌ドーム)
2月の北京五輪カーリング女子で日本代表として2大会連続でのメダルとなる銀メダルを獲得した、ロコ・ソラーレが始球式に登場した。
メンバー全員が北海道の出身。藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、石崎琴美の5選手が拍手の中、「ロコ」を示す「65」番の日本ハムのユニホームに身を包んで登場した。
藤沢は登板前に、始球式のオファーについて「素直にうれしかったしチーム皆ファイターズファン。この場に立てたのがうれしいですし、緊張しています」と挨拶。「たくさんの北海道の方にオリンピックで応援いただいたので、今度は私たちがファイターズを応援したい」と約束した。
マウンドを中心に横に並ぶ。新庄ビッグボスと4選手が捕手役を務めた。5人同時に投球。拍手を浴びた。
投球を終えて藤沢は「わたしたちみんな北海道出身で、道産子根性で戦ってきたのでファイターズのみなさんも道産子根性で頑張ってください」とエールを送った。
新庄ビッグボスに投じたのは鈴木。プロテクター、マスク、レガースを付けた姿に「ビッグボスが完全な状態で来ていたので、すごく緊張しました。すべての思いをぶつける気持ちで投げました」と振り返った。ビッグボスから「ナイスボール」と声を掛けられて喜んでいた。
ロコ・ソラーレのメンバーは2016年5月31日にも始球式に登場。当時、日本ハムは最大11・5ゲーム差をはね返してリーグ優勝、日本一を達成した。6年ぶり2度目の勝利の女神の“登板”。開幕4連敗中のチームに勢いをもたらす。