「完全な状態」のビッグボスから「ナイスボール」ロコ始球式 球筋良かった鈴木が担当

 ファーストピッチを務める藤沢五月(左端)らロコ・ソラーレ(撮影・金田祐二)
 新庄ビッグボスに球を受けてもらい笑顔の鈴木夕湖(撮影・金田祐二)
 ロコ・ソラーレの投球を受け、ご機嫌の新庄ビッグボス(撮影・金田祐二)
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 「日本ハム-西武」(30日、札幌ドーム)

 始球式に登場したカーリング女子日本代表として北京五輪で銀メダルに輝いたロコ・ソラーレの選手が取材に応じた。藤沢五月、吉田知那美、吉田夕梨花、鈴木夕湖、石崎琴美の5人が横一列に並んで投げるスタイルで投げたが、新庄ビッグボスと正対した鈴木は、ロコ・ソラーレとして自信を持って送り出された“投手”だったことが明かされた。

 新庄監督が中央のポジションで捕手を務めることは事前に分かっていたという。鈴木は「今日、直前に練習していて、夕梨花さんに『お前は意外といい』(と)球筋を褒めてもらって、夕梨花さんの采配で投げさせていただきました。ごめんなさい」と、仲間内で一番いい投げっぷりだったことから抜てきされた。

 対したビッグボスは、防具をフル装備で着用していた。「完全な状態」と表現した鈴木は「本当に緊張しました」と恐縮していた。ビッグボスからは「ナイス~」ならぬ「ナイスボール」と声を掛けられたといい、「すごくいい経験をさせていただきました。ありがとうございます」と感謝していた。

 ロコ・ソラーレの始球式(ファーストピッチ)は2016年以来。吉田知は「帰国してからバタバタと忙しくて練習も始まっていたので、もう少し練習して挑みたかったなという気持ちはあるんですけど、気持ちはいっぱい乗せてピッチングさせていただきました」と振り返った。札幌ドームについては「ここで野球を見るのも大好きだったので、マウンドから投げる景色というのは、メダルを取った時ぐらいしか見られないので、ありがたかったです」と語った。

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