新庄監督 初勝利に「リーグ優勝したみたい」お祭り騒ぎも「ここからですよ」
「日本ハム6-2西武」(31日、札幌ドーム)
日本ハムが快勝し、今季初勝利。開幕からの連敗を5連敗で止め、新庄剛志監督(ビッグボス)にとっても待望の監督初勝利を飾った。
厳しいスタートとなったが、本拠地・札幌で待望の1勝。新庄監督は「終わった後、ベンチ裏はリーグ優勝したみたい。ウワーって」と笑った。
6戦目にして、ようやく投打がかみ合った。打線は松本剛、近藤ら主軸が引っ張り、投手陣は若手が奮闘。躍動した選手の姿に満足げで、「勝ち負けというより、今のファイターズは経験を重ねて、日々成長していくチーム。勝ち負けの意識はそんなにないから。ここからですよ、成長していくのは」と先を見据えた。
5回2失点と試合を作った立野も称賛。「監督がたたかれないように明日は投げます」と予告したことに触れ、「昨日から気合をいれてくれて、ああいうセリフ、僕ふくめ、選手、フロントも心強い。本当にああいうピッチングをしてくれて嬉しいです」と感慨に浸った。試合後は記念の勝利球を受け取り、スタンドに掲げた。「ウイニングボール、もらいました。松本君に。札幌ドームに飾ってもらおうかな」とうなずいた。
5連敗だったが、下を向く様子は一切なかった。「そんなに弱い人間じゃない。逆境乗り越えてきてるから」。慌てず騒がず、ビッグボスがチームをけん引していく。