佐藤都が延長十回サヨナラ犠飛 マーティン申告敬遠で「俺が決める日」ロッテ連敗4で止めた
「ロッテ2-1西武」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
チームメートに頭をたたかれながらも、笑みがこぼれっぱなしだ。延長十回、ロッテ・佐藤都がサヨナラ右犠飛でケリをつけた。「いやあ、出来過ぎですね。自分の日ですね。本当にお待たせしました」。お立ち台では、最後まで応援してくれたファンに感謝を伝えた。
1死二、三塁でマーティンが申告敬遠で歩かされ「俺が決める日だ」と打席へ入った。フルカウントからスライダーを捉え「なんとか打ててよかった」。5番を任され、勝利に貢献できた安ど感に浸った。
本職は捕手ながら、開幕から5試合、一塁でスタメンで出場する。六、十回には無死一、二塁から素早いチャージで送りバントを処理し、三塁でアウトにした。「出るところ(ポジション)より、チームが勝ちにつながればいい」と試合に出られる喜びが大きい。
本拠地初勝利を飾り、連敗は「4」でストップ。「接戦で勝てない試合が続いていたが、これで切り替えられる」と井口監督は逆襲への手応えを明かした。