高松商が苦しみながらも4強入り 夏のシード権確保 エース渡辺9回1失点の快投 香川大会

 「春季高校野球香川大会・準々決勝、高松商6-1多度津」(2日、レクザムボールパーク丸亀)

 高松商が終盤まで苦しみながらも4強入りを決め、夏のシード権を確保した。

 なかなか得点の入らない中で、エース左腕の渡辺和大投手(3年)が9回1失点、12三振を奪う快投を見せた。初回に141キロを記録すると、昨夏から取り組んできたカットボールとのコンビネーションで相手を寄せ付けず。試合後は「きょうみたいに変化球が悪ければ、英明はそこにつけこんでくる。変化球をストレートも精度を上げたい」と、昨秋の県大会で敗れた最大のライバルを念頭に気を引き締めた。

 打線は1-1のまま迎えた八回、四球と安打で1死満塁とし、1番・久保慶太郎外野手(2年)が押し出しの四球を選んで勝ち越し。続く林息吹外野手(3年)が左前へ2点適時打を放って突き放した。

 プロ注目のスラッガー・浅野翔吾外野手(3年)は、三回のチャンスで中堅フェンスギリギリまで飛ばす、あわやの当たりを放ったが、この日は4打数無安打に終わった。七回の守備では2死走者なしから、安打性の当たりに猛然と飛びつくも、後ろへそらして三塁打に。これが失点につながり「自分の判断ミス。反省です」と、自分を戒めた。

 チームは9日の準決勝で丸亀と対戦する。

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