楽天 9人新型コロナ陽性でソフトバンク戦2試合中止 5日からの西武戦も不透明
「楽天(中止)ソフトバンク」(2日、楽天生命パーク宮城)
楽天は2日、チーム内に多数の新型コロナウイルス陽性者が発生したことを受け、日本野球機構(NPB)および新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家と協議し、2日と3日のソフトバンク戦(楽天生命)を中止すると発表した。
試合開始が約1時間30分後に迫った中での決定だった。午前中に臨時実行委員会が開かれ楽天側は状況を説明していた。石井一久監督は「お客さんもいっぱい来てたのですごく残念な気持ちと悔しい気持ちも純粋にある」と心境を吐露した。
3月27日に茂木の陽性が判明すると同31日の検査で則本ら6選手、1日にコーチ1人と選手1人が陽性判定を受け、チーム内の感染者は計9名にのぼっていた。
5日からの西武戦(楽天生命)については、感染拡大が収束していれば開催予定。可否を考える必要があれば再度、臨時実行委員会で議論されるという。先行きが不透明の中、見えない敵との戦いが続く。