阿南光 プロ注目森山熱投も延長の末、徳島商に敗れる 四国大会進出逃す 春季徳島大会
「春季高校野球徳島大会・決勝、徳島商6-2阿南光」(3日、むつみスタジアム)
プロ注目の阿南光・森山暁生投手(3年)が、延長戦の末に敗れ、春の四国大会進出を逃した。
NPBスカウトも視察に訪れる中、四回までパーフェクトに抑え、徳島商を圧倒していた森山。2-2の同点で迎えた延長十一回、先頭の出塁を許すと、暴投で無死三塁のピンチを招く。5番・森口圭太外野手(2年)に中前に運ばれて勝ち越しを許すと、そこから連打を浴びて4点を失った。結局、11回で10三振を奪ったものの、14安打を浴びて6失点。試合後は、「ボールが浮いたところを狙われた。スタミナもそうだし、重心が高かった」と反省の言葉を並べた。
一方で準々決勝の池田辻戦では20三振を奪うなど、冬の練習の成果も発揮した。「あと3カ月。延長でも投げきれる体力を含めて、もう一度見直したい」と、最後の夏へ気を引き締めた。