落合博満氏が新庄Bボスを評論「優勝を目指さないのはない」一方で「選手を見てるのは正しい」

 元中日監督の落合博満氏が3日、NHK「サンデースポーツ」に生出演。日本ハム・新庄剛志ビッグボスのさい配について、オレ流として一時代を築いた名将が評論した。

 就任会見で優勝を目指さないと発言した話題を振られると「開幕プレーボールから優勝しようかなと考えるのが普通。優勝を目指さないのは俺の中ではない」とキッパリ。その上で中日監督時代、夏まで5割で行ければいいと語った根拠について「われわれの場合はあれだけの練習量を積ませて、シーズン中休み無くやって。最後は体力勝負。練習量の差が出てくる8月、9月に勝負をかけられれば良いやというチーム作りでした」と明かした。

 その上で「勝ちにこだわって、初めて競技(になる)」と自身の考えを語った落合氏。一方で新庄ビッグボスが選手を見ることに主眼を置いていることには「監督というのは見るのが仕事。選手を育てる、作り上げるのはコーチの仕事。選手を見てるのは正しい。選手の状態は日に日に変わってくる。崩れた時にどうアドバイスするか。常に同じ位置から見ることが俺の野球だった。最後は立ち振る舞いで調子が分かるようになった」と同意見であると語った。

 奇抜なファンサービスについて話題を振られると「いや~…」と苦笑い。「ファンサービス、ファンは宝っていうのはその通り。ただ試合に負けてお客さんを帰すことはいいことじゃない。お客さんを勝って家路につかすのが最高のファンサービス」と持論を展開し、最後は「勝ち負けの責任は監督がとる。そのやり方、方法論はいろいろある。自分が思った野球をやって、次の年に生かせればいい。自分がやりたい野球をやればいいんじゃないでしょうか」と結んでいた。

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