「日本ハム３－２ロッテ」（６日、札幌ドーム）

　日本ハムが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を４でストップ。２勝目をマークした。開幕投手も務めたドラフト８位の北山が４番手で登板し、九回を抑えて、プロ初勝利を手にした。

　新庄ビッグボスはサヨナラでの劇的勝利にも関わらず、異例の会見なし。広報を通じて「今日は選手に聞いてあげて！選手！選手！」と伝言を残して消えた。

　２勝目は監督冥利に尽きる勝利だった。攻撃面では新庄ビッグボス采配のズバリ的中。三回に１番に起用した野村が先制ソロを放つと、四回には前日に絶好機での代打で凡退しながらも４試合ぶりに４番に起用した清宮が２号ソロを放ち、追加点。ベンチでは両腕をぐるぐる回して歓喜するビッグボスの姿があった。

　投手起用では継投が裏目に出て、一時同点に追いつかれたが、自身が開幕投手にも指名したドラフト８位ルーキーの北山が九回を無失点で抑えて、プロ初勝利に。“今日は選手に”との思いがにじんだ会見辞退となった。