DeNA・三浦監督「みんなの執念ですよね」敵地のトラブルにも動じず激闘制す

 12回、楠本の犠飛で生還した大田(0)を出迎える大和らDeNAナイン(撮影・高部洋祐)
 10回、佐藤輝の打球を懸命に追う宮崎(撮影・神子素慎一)
 7回、投手交代を告げベンチへ戻る三浦監督(撮影・田中太一)
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 「阪神1-6DeNA」(6日、甲子園球場)

 DeNAが延長12回、4時間36分の激闘を制した。連敗は2で止め、勝率を5割に戻した。三浦監督は「本当全員よく粘って、諦めずにみんなの執念ですよね」と選手たちを称賛した。

 1点ビハインドの九回。八回まで3安打に抑えられていた阪神の先発・伊藤将から2死二塁のチャンスを作ると、4番の牧がプロ入り後、甲子園初打点となる同点適時打を放った。

 そして1-1と同点の延長12回。無死一、三塁から大和が左前に決勝打となる勝ち越し適時打。さらに大田が1死満塁から、移籍後打点となる走者一掃の適時二塁打を放った。

 先発の石田が6回1失点と試合を作り、その後は砂田、エスコバー、三嶋、田中健、伊勢、山崎が無失点リレー。野手では大田が途中出場ながら2安打3打点の活躍。移籍後初安打、初打点に塁上では感情を包み隠さず出した。

 最後のハプニングにも動じなかった。延長12回裏に阪神ファンによる、携帯のライトを左右に振るトラブルがあったが、審判が球場に注意を促し、その場は収まった。三浦監督は「最初はちょっとあれ何かなと思いましたけどね。審判の方が言ってくれたので、その中でもみんなが集中を切らさずにやれたのがよかったかなと思います」と最後まで選手たちをねぎらった。

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