オリックス・後藤 ソフトバンク止めた!延長十回V三塁打「必死だった」
「ソフトバンク1-3オリックス」(6日、ペイペイドーム)
ソフトバンクの連勝を止めたのは、オリックスの代打・後藤の一打だった。守護神・平野佳が九回に追いつかれた直後の延長十回2死二塁。森のフォークを振り抜き、白球は中堅の頭を越えた。三塁まで到達し、両手を挙げて喜びを爆発。3年ぶりの決勝打でお立ち台に立った。
「せっかくもらったチャンス。必死になっていました」。より一層の覚悟を持って臨んだ今季。オフには、フォームを一から作り上げた。「僕の知識とか技術じゃ無理だと思った」と杉本を飛躍させた元プロ野球選手で野球塾のコーチ・根鈴氏にも指導を仰いだ。
オープン戦から好調を維持し、ここぞの場面で見せた集中力。中嶋監督も「チームを救ってくれた」と絶賛だ。後藤の今季にかける執念が、ソフトバンクの勢いを止めた。