オリックス継投策で悪夢「バッテリーが弱気」開幕から無失点のドラ7小木田が決勝打浴びる

 6回に2ランを放ち、中嶋監督(右)に迎えられるバレラ
 6回、中村晃(手前)に同点の押し出し四球を与えた小木田
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 「ソフトバンク7-3オリックス」(7日、ペイペイドーム)

 歓喜の直後に悪夢が待っていた。オリックスは六回にバレラの来日1号2ランで逆転。流れを引き寄せたかに思われたが、先発・山崎福が六回に1死一、二塁のピンチを招いた。球数は93球だったが、中嶋監督は継投策に出た。

 しびれる場面でマウンドを託されたのは、ドラフト7位・小木田(TDK)だった。開幕から4試合連続無失点だった右腕を、指揮官は「四球で崩れる投手じゃない。強気で攻められる投手」として送り出した。

 だが、グラシアルに対しては3球目に暴投し、四球で1死満塁。続く中村晃に同点の押し出し四球を与え、最後は松田に走者一掃の決勝三塁打を浴びた。中嶋監督は「暴投した時点で急にバッテリーが弱気になった」と首をかしげる。「(接戦で)抑えていかなきゃいけない投手」と期待したが、裏目に出た。

 勝ちパターンは日替わりが続く。連投にも気を遣いながら、ビドルや村西、比嘉、黒木、山田などで回している状況だ。カード負け越しで借金返済とはならず。中嶋監督の悩みはなかなか解消されない。

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