ソフトバンク・千賀、粘投7回1失点2勝目 「情けない投球」もさすがエース
「西武1-8ソフトバンク」(8日、ベルーナドーム)
本調子ではなくても粘りきった。ソフトバンク・千賀は7回を3安打1失点と十分な内容でまとめて2勝目を挙げた。チームの両リーグ最速での10勝到達に貢献したが「先制点をもらってすぐに追いつかれ、情けない投球」との言葉に、妥協を許さないエースの自負がにじむ。
「マウンドが低い」と難しさを語る球場で、制球に苦しむ場面もあったが、崩れる気配を見せないのはさすがだった。三回は同点とされなおも1死一、二塁から、速球でオグレディを空振り三振、中村は遊ゴロに打ち取り、勝ち越しを許さなかった。
3年ぶりの開幕投手を務めた今季は、今後もエース級としのぎを削ることになりそう。「いい投手と投げ合った中での1失点は厳しく見ないと」と、最後まで満足した様子はなかった。