ロッテ・佐々木朗希「打たれたらそれでいい」完全試合「意識せず」13連続Kは「松川信じて」
「ロッテ6-0オリックス」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録をマークした。
本拠地ZOZOマリンが異様な盛り上がりとなった。九回、杉本を抑え、完全試合を達成し、大歓声となった。「最高です。正直、あまり意識してなかった。打たれたらそれでいいと思い、松川を信じて投げました」とうなずいた。13者連続奪三振には「松川がいいリードしてくれて、ストライク先行で投げられたので、それが良かったと思います」とうなずいた。
まずは64年ぶりの大偉業。初回2死から六回先頭まで、13者連続奪三振の異次元投球を披露した。自己最速タイの164キロの直球を軸に、落差あるフォークでオリックス打線を寄せつけなかった。
七回2死から吉田正を3打席連続三振に仕留めるなど、終盤になっても、球威、球のキレ、制球全てが衰えず。いとも簡単に、27アウトをテンポ良く奪った。
完全試合は1994年・巨人・槙原寛己が5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶりの快挙となった。