“三振しない男”オリックス吉田正がKKK 紅林は朗希に脱帽「バケモンでした」
「ロッテ6-0オリックス」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
オリックスナインは打球を前に飛ばすことで精いっぱいだった。試合前まで、今季1三振の“三振をしない男”オリックス・吉田正尚外野手(28)が3打席連続三振。「完全に相手が上だった」と完敗を認めるしかなかった。
初回2死では3球三振。四回2死では、149キロのフォークに体勢を崩され、バットが空を切った。NPB新記録の10者連続三振目を献上。異次元の投球に「真っすぐを待つとフォークがストンと消える」と表現した。
「最後はフォーク待ちで、真っすぐに手が出なかった」と七回2死では160キロ内角直球で見逃し三振。「(バットとの)接点がなかった」と全12球の対戦で一度しかバットに当たらなかった。
中嶋監督も「本当に素晴らしい投球。何とかしようと思っている、さらに上をいかれた」とお手上げ。それでも「ただの1敗です。100敗したわけじゃない」と必死に前を向いた。「チャレンジしていきます」とリベンジに燃えた。
◆紅林(同学年の右腕に感服)「バケモンでした。真っすぐは、手から離れる前に振るぐらいのイメージでも詰まった。今まで対戦した中で、群を抜いていました。どうもできなかったです」
◆福田(3打席連続三振)「反応だけで打てるようなフォークじゃなかった。この投球をされたら仕方がない。正直、こんなすごい投手と対戦できるという楽しさはあった」