「西武４－３日本ハム」（１３日、ベルーナドーム）

　４試合ぶりに３番に入った西武のブライアン・オグレディ外野手が打線に火を付けた。初回１死一塁で立野の初球のカットボールを引っ張った。「試合前に早出特打をした成果が出た」と納得の右翼線適時二塁打で先制打を放った。

　２点リードの三回１死三塁でも落ちる変化球を捉え、再び右翼線への適時二塁打。新加入でチーム最多の１６安打を放つオグレディは打撃だけでなく、ヘッドスライディングや守備でボールに飛びつく姿がチームに活気を与えている。適時打を放つたびに塁上で行う、突き上げた両腕の手首を返す独特なポーズも注目が集まりつつある。

　「アメリカにいる奥さんにすると伝えていたんだ。ベンチも盛り上がってくれてうれしいよ」。低迷するチームを全力プレーで引っ張っている。