ソフトバンク・千賀、7回0封で3勝目 中5日なんの チーム連敗止めた
「ソフトバンク4-0ロッテ」(14日、ペイペイドーム)
涼しい表情で淡々と仕事を果たした。ソフトバンク・千賀は今季初の中5日での登板にも不安を感じさせず、7回3安打無失点で3勝目。自身が前回登板した8日以降勝利がなかったチームに、4試合ぶりの白星をもたらし「どんなことであれゼロで、と思っていたのでよかった」と息をついた。
一回に1死三塁のピンチをしのぐと、3試合連続無得点と苦しんでいた打線が直後に2点を先制。千賀には十分すぎる援護だった。三回2死一、二塁では佐藤都を155キロの外角速球で空振り三振。六回からはカットボールを多投して的を絞らせなかった。
中4日での先発が主流の米大リーグでプレーするのを夢見る千賀は、常々「中5日は全然苦ではない。間隔が空く方が嫌」と自信を示してきた。15日は試合がなく、藤本監督から16日の先発も提案されたが「(14日に)行けます」と直訴。有言実行でチームの連敗も止めた。今季4試合でわずか2失点。抜群の安定感で、エースの風格も板についてきた。