落合博満氏 指導者復帰の可能性に言及「どうやったら勝つか教えたい」
元中日監督の落合博満氏が15日、自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。指導者復帰の可能性について言及した。
昨季、阪神・佐藤輝が失速した要因について問われ、「あれは体力不足。自分が振っているところと、感覚が完全にずれちゃったんだと思う。ずれるというのは体力がないっていうことなの」と語った。
その流れから、監督で黄金時代を築いた中日について「中日が勝ったのは体力勝負だったと思うよ。最後までバテなかった」と、圧倒的な練習量のたまものだと説明した。
落合政権では8年間でリーグ優勝4回、日本一1回の輝かしい成績を残したが「優勝するというのはそんなに難しいことじゃない。6球団しかない。世界を相手にしているわけじゃない。やり方ひとつだ」とした。
中日時代はキャンプで厳しい練習を行い、球宴期間以外は休みがないシステムも導入した。「おれは一番練習したところが優勝するんだろうと思うけどね。その練習の度合いが6球団によって千差万別だから。自分たちがここまで追い込んでやったと思っても、人からみれば大した練習してないっていう人もいるだろうし。俺から見れば今の12球団はどこも練習してないよって見えちゃうもん」と、現在の野球界への思いを語った。
現場復帰へのオファーがあった場合について問われると、「考えます」とニヤリ。続けて、「どうやったら上手くなる、どうやったら勝つかを教えたいな。そのコツをどうやって人それぞれ見いだしていくか。コツさえつかめばいい指導者にもなれる」と前向きの様子だった。
9分19秒の動画では、伸び悩む阪神・藤浪への助言についても語っている。