立正大 元中日の金剛弘樹監督がリーグ戦初采配で初勝利 延長の熱戦制す
「東都大学野球2部、立正大2-1専大」(16日、大田スタジアム)
延長十回タイブレークの末、立正大がサヨナラ勝ちした。元中日の金剛弘樹監督(43)はリーグ戦初采配で初勝利。試合後にはウイニングボールが手渡された。
九回を終えて0-0と、延長戦に突入。十回、無死一、二塁から始まるタイブレークの守備を1失点でしのぎ、攻撃につなげた。
その裏、立正大はプロ注目の1番・奈良間大己内野手(4年・常葉大菊川)から始まる好打順。投ゴロに打ち取られたが、投手が二塁に悪送球し、同点とした。なおも無死二、三塁で続く金子凌内野手(4年・日大三)がサヨナラとなる中犠飛。激戦に終止符を打った。
試合終了のあいさつをすると、ベンチ前に戻った立正大メンバーと金剛監督は大声を上げて喜びを爆発。ウイニングボールを手渡された指揮官は「うれしい。選手たちからプレゼントじゃないけど、(ボールを)もらえると思っていなかったからうれしかった」と、ほおを緩ませた。