藤川球児氏 佐々木朗希の育成「巨人とか阪神になると」難しい「メディアが黙っていない」
元阪神の藤川球児氏が17日放送のフジテレビ「ワイドナショー」に出演した。10日に球場取材し、生で目撃したロッテ・佐々木朗希投手の完全試合について語った。
佐々木朗希のここまでの飛躍は最初から想像できたかと聞かれると「全然誰もしていなかったと思います」と述べた。
「ロッテに関係する方々は分かっていたと思いますが、報道でも見ないので、一般の方を含めてどうなってるんだろうというくらい、温室で育ててたんだと思います」と指摘した。
藤川氏は「おそらくドラフトの時に条件を本人サイドがつけていたと思う。故障させないように、1年目はしっかり(育成する)と」との見方を示した。
一方で「巨人とか阪神とか老舗球団になりますと」とこのような育成手法は難しいのではないかとした。
「メディアが黙っていない。なぜ使わないんだ、ドラフト1位でまったく使わないなんて球団は何をしているんだと」と、球団によって環境が違うことを指摘した。
また老舗球団だと1軍で起用されはじめても、すぐに結果が求められるのではないかと聞かれると「それがすぐ判断されるので」とした。
「佐々木投手は去年投げてます。最初、本当にじんわりじんわりで、夏以降に急に失点数も少なくなってきて」と指摘した。