オリックス・中嶋監督「野手たちがどれだけのことを思ってくれるか」打線の奮起求める

 8回、中飛に倒れ悔しそうにベンチに戻る吉田正(撮影・神子素慎一)
 6回、紅林の悪送球で先制を許す
 6回、先制許しマウンドに集まるオリックスナイン(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス0-3ソフトバンク」(19日、京セラドーム大阪)

 オリックスはエース・山本が8回2失点(自責1)の好投も、打線の援護がなく、連勝ストップ。山本の連勝記録も「18」でストップした。

 両チーム無得点の六回1死一、三塁で、併殺シフトを敷く中、中村晃の遊ゴロを紅林が二塁へ悪送球。なおも続く1死一、三塁のピンチでは、6-4-3の併殺を、二塁・安達が一塁へ悪送球。一気に2点の先制を許した。

 中嶋監督は「(中村晃の)当たり的にいったら、1点入ってるかもしれないですけどね。あの体形(併殺シフト)にしてしまったのは、こちらの指示なんでね。あそこは前でも、もちろんいいんでしょうけど。焦って取りに行ったのかなという気もしますし。こちらの指示ミスですね」と自分も責めた。

 一方の打線は二回1死満塁で若月が遊ゴロ併殺打に倒れるなど、ゼロ行進。「あんだけチャンスをもらっていて、なかなか取れなかったら苦しくなってきますよね。こっちがだんだん追い込まれてる気もしますし、あそこでポンッと点が入っとけば、流れは変わるんでしょうけど。どんな形でも1点取りにいかないといけないところでした」と振り返った。

 山本を結果的には、野手が足を引っ張る形になった。そんな山本を気遣うように、「本当に苦しいピッチングをさせてるなと思いますよね。なかなか点が入らないですし。そこに関して、1点もやれないというプレッシャーもあるでしょうし。打ち取ったと思った当たりが、ああいうことになるわけですからね。本当に申し訳ないと、思ってはいます」と話した。

 加えて、野手にも言及。「これが、野手たちがどれだけのことを思ってくれるかだと思うのでね。これでのほほんとしてるメンバーがいたとしたら、それはもう(試合に)出る資格がないので。何とかそこをカバーしてあげてほしいなと思いますけどね」と奮起に期待した。

 ただ、山本の連勝記録については「それに関しては野手の力もあるんで。それが全くゼロかって言われたら、そんなことはないです。野手たちも頑張って助けてきたんですから。そこに関しては、今までやってきたのは、全員でやってきたことなんでね。そうやって、数字のことばっかり言われるんで、プレッシャーにはなるでしょうけど。やってきたのも野手です、確かに。ここから、積み上げていくのも野手の力も必要なので、そこはやってもらうしかないと思います」と、改めてチーム全員で打ち立てた記録だと強調した。

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