ヤクルト 新打線で今季最多12点 5番抜てきの塩見が3安打2打点
「中日4-12ヤクルト」(19日、バンテリンドーム)
今季最多の16安打&12得点の中心で、ヤクルト・塩見が暴れ回った。5番に抜てきされて2試合目。電光石火の先制劇を含む3安打2打点の大活躍。「初回に点を取ると流れがくるので、いつも以上に積極的に」と、喜びが自然と表情に伝わった。
役割を一振りで果たした。初回2死から2四球で作った好機。3球目を捉えると、鋭い打球は左中間を真っ二つ。一走・村上も一気にホームへ生還。中日エース大野雄の出ばなをくじいた。
昨季は日本一のチームをけん引する、不動のリードオフマンだった。今季も開幕から「1番」を務めたが、サンタナがケガで離脱し、代役「5番」抜てきに応えた。役割の違う打順にも「スタイル的には積極的にというのが持ち味。そこは変えずに」と、自分自身の長所を信じた。
さらに「やることは変わらない。5番だからホームランを狙うとか、そういうのはなしで」と、打撃コーチも背中を押した。今季掲げるテーマは“超攻撃的”。変わらない姿勢で、バットを振り続ける。