オリックス・山本 19連勝ならず「悔しい」守乱連発に援護もなし…21戦ぶり黒星

 「オリックス0-3ソフトバンク」(19日、京セラドーム大阪)

 八回の攻撃はベンチで立ち上がって、逆転を願った。祈りは届かず、自身の連勝記録は「18」でストップ。オリックス・山本由伸は8回6安打2失点(自責1)の好投も、昨年5月19日・ロッテ戦以来、21戦ぶりに黒星を喫した。

 三回までは1人の走者も出さない完全投球。ただ、六回に悪夢が待っていた。1死から連打を許し一、三塁。中村晃を併殺シフトの遊撃へ力のないゴロを打たせたが…紅林が二塁へまさかの悪送球。一、三塁とピンチは続き、グラシアルの遊ゴロでは併殺を狙った二塁・安達が一塁へ悪送球。失策絡みで2点の先制を許した。

 「仕方がないですね」と右腕。「悔しいです」と唇をかんだが、試合中は何度もグラブをたたいて、ナインを鼓舞し続けていた。

 中嶋監督は「これでのほほんとしてる野手がいたら、(試合に)出る資格がない」と言葉に熱がこもる。それでも「野手たちも頑張って助けてきた」と、改めてエースの連勝記録は全員で積み重ねてきたものだと話した。

 3位のロッテが敗れたため、Aクラス浮上の可能性もあったが、20日にお預け。今カードでの借金返済もなくなった。止まってしまった“山本無双”。指揮官が言うように、この敗戦を無駄にしてはいけない。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス