オリックス・福田激走を皮切りに逆転成功 安達が勝ち越し打 チーム16イニングぶりの得点
「オリックス-ソフトバンク」(20日、京セラドーム大阪)
オリックスが福田周平外野手の激走で、同点に追いついた。
1点を追いかける五回1死。2番・福田が和田の121キロカーブを右翼線に運んだ。迷うことなく、二塁を切って、三塁へ。際どいタイミングだったが、二塁・牧原大の送球がヘルメットに直撃。ボールが転々とする間に、本塁を踏んだ。
福田は後頭部に送球を受けた形になったが、両手を挙げてホームイン。ベンチに帰っても、痛がるそぶりは見せなかった。
記録は三塁打と二塁・牧原大の悪送球。ランニング本塁打とはならなかったが、この激走で17日・西武戦の六回以来、チーム16イニングぶりの得点をたたき出した。
その後は、2死から吉田正が四球。頓宮の左中間を破る二塁打で二、三塁とすると、ラベロは四球で満塁。一打出れば、勝ち越しの好機で安達が中前へ2点適時打を放ち、勝ち越しに成功した。
安達は「チームみんなでつないできたチャンスの場面でしたし、初球から思い切っていこうと思っていました。詰まった当たりでしたが、なんとかいいところに飛んでくれて良かったです!」とコメントした。