西武・水上 2球でプロ初星 0-0の2死二、三塁で好救援「楽しかった」
「西武3-0ロッテ」(20日、ベルーナドーム)
2年目の右腕、西武・水上が好救援でプロ初勝利を手にした。0-0の七回2死二、三塁で登板。代打・山口を投ゴロに仕留めると、直後に味方打線が均衡を破った。2球で白星をつかみ、「ああいう場面の方が楽しめるタイプ。楽しかった」と笑顔を見せた。
「思い切り詰まらせてやろう」と1ボールから内角シュートで得点を阻止。物おじしない性格で、練習中には辻監督にも気軽に話しかける。指揮官が「ふてぶてしい。俺にちょっかい出してくれる」と苦笑いするほどの度胸の良さが生きた。
四国学院大から20年度育成ドラフト5位で入団。1年目の昨年5月に支配下選手登録され、デビューから17試合連続無失点を記録した。今季は勝ちパターンの一角を担う右腕が念願の1勝をつかみ、チームは3位タイに浮上した。