日本ハム・新庄ビッグボス「落ち込むのは30分」7失点KOのエース上沢を気遣う
「日本ハム3-9ソフトバンク」(23日、札幌ドーム)
日本ハムはエースの乱調が全てだった。先発した上沢直之投手が3回7安打7失点でKO。大勝した前夜とは真逆のような展開で今季最多の9失点を喫しての敗戦となった。
「チームがいい流れで来ていたにもかかわらず、僕の投球でその流れを壊してしまいとても悔しい気持ちです」。コメントに思いをにじませた。
3四球を与え、持ち前の制球力は影を潜めた。1点先制した直後の二回、先頭の上林への四球をきっかけに今宮の適時打、三森の3ランで4点を失った。三回は無死からの連打のあと、上林に3ランを被弾した。
17日のロッテ戦で佐々木朗と投げ合い、7回4安打無失点の好投で勝利に貢献した。そこから中5日で、別人のような投球。武田投手コーチは「高さが中途半端でバットが当たる軌道にボールを投げていたのを修正できなかった」と分析した。
試合後の取材に応じなかった新庄ビッグボスは広報を通じて「上沢君に『落ち込むのは30分』と伝えました」と短くコメント。エースの立ち直りを期待した。