NPBは白井審判員に「処分をする対象とは考えていない」審判長からは「別の方法があったと考えて」
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は26日、24日のオリックス-ロッテ戦(京セラドーム)で球審を務めた白井一行審判員がロッテ・佐々木朗希投手に対して詰め寄った件に関し、友寄審判長が白井審判員と話し合い、選手に対する指導・注意の方法に対しての指摘があったことを明かした。
物議を醸した場面は二回、佐々木朗がボール判定に不満そうな態度を見せたことに対して、白井球審がマウンドの佐々木朗の下へ詰め寄り、捕手・松川が間に入ったことが大きな話題となっていた。
井原事務局長は「24日の試合以降、多くのおしかりのご意見を含め、さまざまなご意見を目にしている」とNPBにも相当数の問い合わせがあったことを明かした。
その上で試合後に友寄審判長が白井審判員と話し合い「対応の仕方として、試合中に指導、注意をすることがあるが、今回の場合は別の方法があったと考えて対応するべきだったという指摘をして、当該審判も深く理解をしたと報告をいただいている」と説明した。
白井審判員に対する追加措置の可能性に関しては「処分になるような根拠規定はない。指導、注意の範囲ではあったが、別の方法がしかるべきだったということ。これから先、何らかの処分をする対象とは考えていない」と話した。