西武の渡辺久信ＧＭ（５７）が２９日、米大リーグ・レッズを自由契約となり、ＦＡとなった秋山翔吾外野手（３４）の獲得へ乗り出していることを明かした。既に秋山側と連絡を取っており「５月に帰ってくるという話なので。会って話をする」と説明した。

　秋山は西武から海外ＦＡ権を行使して２０年にレッズへ移籍。昨季までの２年間で、通算１４２試合で打率・２２４、０本塁打、２１打点。今季もオープン戦で打率・１８２で開幕ベンチ入りメンバーから外れて自由契約となっていた。

　西武は１５年にプロ野球記録のシーズン２１６安打をマークし、１８、１９年のリーグ連覇に貢献した秋山をかねてから調査。ソフトバンクも調査を継続するなど争奪戦となる可能性が高いが、渡辺ＧＭは「また日本でやると決めるなら当然戦力として考えている」と詳細な条件を詰めて正式にオファーする。