岡田彰布氏「人間がやるから面白さある」朗希の球審騒動で言及 昔は「王ボールあった」
阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏(64)が30日、元楽天監督・田尾安志氏のYouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」に出演。ロッテ・佐々木朗希投手に対し、白井一行球審が詰め寄った騒動に言及した。
岡田氏は「不服な顔というか、態度に見えたんだろうね。審判からしたら」と推測。これに対して田尾氏が「だけど、あれくらいは誰でもやるでしょ?。若い投手だから、“若造が”となった」と返すと、「意固地になったらいかんわね、審判が。一番平等でやらんといかんとアカン立場やから」と語った。
その上で、2人は現役時代を回顧。岡田氏は「主審が誰かを見て、今日は広いなとか。絶対にあるんよ、それは。審判の特徴とか、僕らもそういう感覚で見ていた。もっと個性が欲しいよね。昔はいっぱいいたから」と、実名を明かしながら思い出を振り返った。
その上で後楽園球場では、巨人の攻撃時にはストライクゾーンが狭く、守備時には広くなると意見が一致。岡田氏が「後楽園に行くと手を出してしまうもんね。ストライク言われる気がして」と話し出すと、「王さんの時は、追い込まれてからのストライクゾーンが急に狭くなるとかね。王ボール、長嶋ボールは仕方ない。暗黙の了解と言うかね。あれストライクでしょとは言えんもんね」と、笑いなら昔を懐かしんだ。
その後も、延長になると「終電がなくなる。はよ打て」と言われた逸話などを披露。「人情味があってよかったもんね。ストライク、ボールを全球、正解するのは無理。人間がやるから面白さがある」とし、「だけどこないだみたいに、マウンドに歩み寄るとかはね。ベンチ、コーチに言いに行けばいい。本人に言わんと、投手コーチを経由するとかね」と指摘した。