オリックス連勝で貯金1 吉田正が連発、右肘手術の近藤が973日ぶり星

 8回、中村を中飛に打ち取り、ガッツポーズを決める近藤(撮影・高部洋祐)
 8回、勝ち越しソロを放ち、笑顔でナインとタッチを交わす吉田正(撮影・高部洋祐)
吉田正(右)と共にお立ち台に上がる近藤(撮影・高部洋祐)
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 「オリックス3-2西武」(30日、京セラドーム大阪)

 オリックスが連勝で開幕戦以来の貯金1。吉田正が2打席連続本塁打、3番手・近藤がトミー・ジョン手術から復活を遂げた。

 打線は1点を先制された直後の初回に1番・佐野皓、2番・宗の連打で同点に追い着く。さらに六回は、この回先頭の吉田正が右翼席へ一時勝ち越しの3号ソロを放った。

 同点とされて迎えた八回は、再び吉田正がバックスクリーン右へ決勝の4号ソロ。いずれの本塁打もライナー性の強い弾道で「ライナーでグングン伸びていく打球は練習から意識してやっています。自分らしい打球だったと思います」とうなずいた。2打席連発は2019年7月26日・ソフトバンク戦以来で自身4度目となった。

 投げては先発・山崎福が6回1失点だった。近藤は同点の八回に登板して1回を無失点。直後の八回の攻撃で味方打線が勝ち越しに成功。2019年8月31日・ロッテ戦以来、973日ぶりの1軍勝利を飾った。

 近藤は20年9月にトミー・ジョン手術を受け育成契約に。24日に支配下復帰したばかりだった。この日は自身の母の誕生日でもあり「一生忘れられないです」と充実感を漂わせた。

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