「ロッテ３－９日本ハム」（１日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　日本ハムは先発転向２戦目の杉浦が今季初勝利を飾った。直球主体、新球カットボールも織り交ぜて５回３安打無失点、６奪三振の力投だった。味方が四回に一挙９点を奪い「きょうはごっつあん勝利。頼もしい援護をもらったので、リズムを崩さず、シンプルに勝負していこうという気持ちで投げました」と振り返った。

　昨季はクローザーを務めた右腕。新庄ビッグボスは「去年から見てて、ちょっと精神的に抑えのタイプじゃないかなあと思いながら、僕が監督になってキャンプを見て、ランナーがいない状態で０対０でいかせたらいい投球するんじゃないかなと思って」とコーチ陣に配置転換を進言したことを明かす。

　４月２４日のソフトバンク戦（札幌ドーム）で今季初先発し３回２安打２失点。この日は５回に延ばして無失点と、配置転換効果はてきめんだ。

　杉浦は「きょうは勝たせてもらったという感じなので。なかなかチームに貢献できていなくてもどかしい思いもあったので、ここからしっかりとチームに貢献していけるようにやっていきます」と先発として貢献していく思いだ。