智弁和歌山・武元 いきなりMAX146キロ!制球力も改善 9球団スカウトに成長アピール
「春季高校野球和歌山大会・準々決勝、智弁和歌山4-1田辺」(2日、紀三井寺公園野球場)
今秋ドラフト候補で最速148キロ右腕の智弁和歌山・武元一輝投手(3年)が、今春の公式戦に初先発し6回2/3を4安打1失点と好投。9球団のスカウトが見守る中、身体能力の高さを示した。
「今日は、捕手のミットを目がけて投げるというイメージだけでした」
立ち上がりからエンジン全開だ。初回にこの日最速となる146キロを計測するなど、力強い直球を武器に三回まで無安打。七回2死一塁の場面で降板となったが、課題としていた制球力も1四球と改善。成長した姿をアピールした。
目指すは、夏の甲子園連覇。「分かっていても打てない真っすぐや決めきれる変化球。圧倒できる球を身につけて、夏につなげていきたい」と武元。さらなるレベルアップを遂げてみせる。
◆武元一輝(たけもと・いつき)2004年4月9日生まれ、18歳。大阪府大阪市出身。187センチ、88キロ。右投げ左打ち、投手兼外野手。小学4年時に長池キングスで野球を始め、藤井寺ボーイズでは全国大会に出場。智弁和歌山では1年夏からベンチ入り。憧れの選手はエンゼルス・大谷翔平。