東大は粘りきれず惜敗 投手陣奮闘もわずか1安打 終盤まで続いた接戦には手応え
「東京六大学野球、早稲田4-0東大」(2日、神宮球場)
3回戦2試合が行われ、東大は早大に敗れて1敗2分けとした。終盤まで接戦を繰り広げたが粘りきれず。打線は早大・加藤孝太郎投手(3年・下妻一)に1安打に封じられた。
粘りきれなかった。東大は八回まで0-1と激戦を繰り広げたが、九回に3失点。打線は1安打に終わり、井出峻監督(78)は「しのぎ合いをしたかったけど自滅してしまった」と肩を落とした。
2分けで迎えた第3戦、勝てば最下位を脱出できる一戦だった。勝利には結びつかなかったが、収穫もある。継投で七回まで1四球と投手陣が奮闘。「前半は四球が出ていなくて投手がしっかり投げてくれた。きっかけをつかんでくれた投手が出てきたと思う」と指揮官も納得の表情だ。
「これから投手中心の守る野球ができれば」と手応えを口にし、接戦を展開できていることには「楽しい」と明かした。ベンチ内の雰囲気も「この3連戦は声がかれるくらい出ている」と良好だ。
主将の松岡泰希捕手(4年・東京都市大付)も「競ったゲームができたのは次につながる」。次こそ勝って最高の笑顔を咲かせてみせる。