新庄ビッグボスニヤリ名采配 リクエスト&“トリックプレー”で連敗ストップ
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「西武2-3日本ハム」(7日、ベルーナドーム)
日本ハム・新庄剛志ビッグボス(50)のリクエスト&“トリックプレー”がさく裂し、連敗脱出だ。1点を追う六回無死一塁。松本剛の投前バントが二塁に送球されたが遊撃・中山が落球。送球時の落球でアウトの判定も、すぐさま新庄ビッグボスのリクエストで遊撃の失策へ判定が覆った。
そして無死一、二塁で野村がバントの構えから初球を見逃すと、リードが大きかった二走の今川を刺すために捕手・古賀が二塁送球。その瞬間、今川が三塁へスタートし、結果は三盗成功で一、三塁と好機が拡大した。
ここで4番・野村が同点の右前適時打。さらに1死一、三塁でアルカンタラが決勝の右犠飛。連敗を4で止めてボスも「成功、狙い通り。スゴい作戦やろ?」と不敵な笑みで今川の飛び出しを“トリックプレー”と主張するなど上機嫌だった。
ただ、ラッキーだけではない。「今日は上沢くんと、宇佐見くんの本塁打も大きかった」と今季初星のエースと、五回に反撃ののろしとなった一打も称賛。チーム一丸の勝利にボスの言葉も弾んだ。