明大競り勝ち単独首位浮上 堀内の今季初安打で勝ち越し 6季ぶりVへ慶大打倒誓う
「東京六大学野球、明大6-5法大」(10日、神宮球場)
4回戦2試合が行われ、明大が法大に6-5で競り勝った。2勝1敗1分けで勝ち点を3に伸ばし、単独首位に浮上。早大は東大に5-1で勝利し、2勝2分けで今季初の勝ち点を獲得した。
接戦を制し、明大ベンチに笑顔が咲いた。逆転を許した直後の五回、1点を返して4-4の同点とし、なお2死三塁で、7番・堀内祐我内野手(3年・愛工大名電)が今季初安打となる右前適時打で勝ち越し。「そろそろ打たないとやばいと思っていた。監督の打ての合図が自分の時だけ強い感じがして…」と、ベンチから送られる田中武宏監督(61)からの熱視線にやっとの思いで応えた。
両チームあわせて22安打の乱打戦を勝ちきり、単独首位に浮上。ただ、指揮官は「慶応の方が上だと思っている。慶応を引きずり降ろすと考えています」と2カードを残しているだけあって、浮ついた様子はない。6季ぶりの優勝へ、さらに気持ちを高ぶらせていく。