西武・中村 ミスター超え445号 歴代単独14位
「西武4-2楽天」(13日、ベルーナドーム)
西武・中村が通算445号本塁打を放ち、長嶋茂雄(巨人)を抜いて歴代単独14位に浮上した。お立ち台で「本当にうれしく思うし、これから一本一本、積み重ねていけたら」と喜びをかみしめた。
2-2の六回2死。打線が打ちあぐねていた滝中の低めのスローカーブを捉えると、打球は高く舞い上がりバックスクリーン左へ飛び込んだ。勝ち越しの3号ソロに「(カーブが来るイメージは)少しあった。すごくいいバッティングができた」とうなずいた。
7日に444号を放って長嶋に並んだ際に「ミスタープロ野球と呼ばれている方の本塁打数に並べたのはすごくうれしく思う。もうちょっと打てるように」と話し、3試合ぶりの一発でかわした。
辻監督は「あそこまで(カーブに体勢を)ためて、あそこまで飛ばすのはさすがだよね」と称賛した。通算450号まであと5本とし、歴代13位の464本のローズ(オリックス)、12位の465本の土井(西武)の背中も見えてきた。