オリックス・中嶋監督 山本の好投で連敗ストップも2安打の打線に苦言「工夫がないと言いますか」

 試合に勝利し、喜ぶオリックスナイン(撮影・石井剣太郎)
 8回、相手チームに得点を許さず投げ終え、笑顔でベンチに戻る山本(撮影・石井剣太郎)
 ロッテに勝利し、中嶋監督(左)とグータッチする山本
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 「オリックス1-0ロッテ」(14日、京セラドーム大阪)

 オリックスは山本由伸投手が8回無失点の好投で、ロッテに勝利し、連敗ストップ。再び4位に浮上した。

 山本は得点圏に走者を進めながらも、粘りの投球。中嶋監督は「あまり力まずに入れたのかなと思いますけどね」と評価した。

 一方で、打線は初回に1番・福田、2番・宗の連打と相手の失策が絡んで挙げた1得点のみ。二回以降は安打すらなかった。

 指揮官は「うまいこと投げられたというのは、あるのかもしれないですけど。工夫がないといいますかね…」と苦言を呈した。

 続けて「色んなアドバイスを、打撃コーチも色々言ってくれてはいるんですけど。それを実行していくのは、選手になっちゃうので。そこに関して、打撃コーチもかなり悩ましいと思うんですけど。なかなか、状態が上がらない。ただ、投手に負担をかけていくのかって話になるので。何とか、何とかしてほしいかなと思いますけどね。でも、1番(の福田は)帰ってきたし。これを機に、思い切ってやってくれたらいいと思うんですけどね」と今後に期待した。

 93得点は両リーグワースト。32試合連続で4得点以下に終わっている。この日は、三塁・宗の再三の好守も光った。ただ、守備を評価しながらも「打てなかったら、守るだけです。それもできなかったら、出れないだけです。以上!」と苦笑いで言い残し、会見場を後にした。

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