白井球審がレアード退場の経緯を説明「英語で。これは暴言だなと」内容は明かさず
「オリックス8-5ロッテ」(15日、京セラドーム大阪)
ロッテのブランドン・レアード内野手が白井球審に暴言を吐いたとされ、今季初の退場処分を受けた。
球場が騒然となったのは二回。左腕宮城に対し、2ストライクからの内角直球で見逃し三振。ここでレアードが白井球審に怒りの表情で言葉を発し、退場となった。
試合後、白井球審は取材に対応し、「暴言を吐いたので退場です。内容は言えません」としたうえで、「英語で言われているので。自分で理解しないと、何を言われて理解してからこれは暴言だなと。僕も英語は堪能じゃないので」と説明した。報道陣には「みなさんもお疲れ様です」と丁寧に応じた。
白井球審は4月24日の同カードで判定に不満の態度をみせたロッテ・佐々木朗に詰めより、騒動となった。その後、NPBや審判部で対応を協議し、注意の仕方に別の方法があったとしていた。
野球規則でストライク、ボールの判定に対する異議は認められていない。この日、白井球審は一度は冷静にレアードを制していたが、去り際に発した言葉が決め手となったもよう。結果的にはルールに沿って、毅然と退場を宣告した格好となった。