拙守連発の巨人に朗報 吉川が2軍戦で4安打 原監督は週明けの昇格も示唆
「イースタン、西武5-9巨人」(15日、カーミニークフィールド)
「左肩甲骨の骨挫傷」のため故障班で調整を続けていた巨人・吉川尚輝内野手(27)が、「1番・二塁」で実戦復帰した。5打数4安打2打点の大活躍。最短の1軍合流に向け、弾みをつける試合内容だった。
初回無死、相手先発・豆田の内角の変化球を引っ掛けぼてぼての一ゴロ。凡打に終わったが、第1打席からフルスイングを見せていた。
二回2死一塁で回ってきた第2打席は、甘く入ったカーブを振り抜き、一、二塁間を突き破る右前打。続く松原が右線に適時二塁打を放ち、久々の“ナオマツ”コンビが躍動した。
三回2死二、三塁で早くも回ってきた第3打席は、またも内角の変化球を詰まりながら流し打ち。打球は三塁手の頭上を越え、2点適時となった。さらに六回の第4打席も左前打を放ち、3安打目を記録した。
守備機会も無事にこなし、安定感のあるグラブさばきは健在だった。この日は1軍で二塁手が2失策。現状、守備に課題を抱えるチームにとって正二塁手の復帰が待ち遠しい。
1軍の試合後、原監督は吉川について「まだ報告を聞いてからにしますけれども、火曜日から、多分大丈夫だと思いますが、はい」と、コンディションを確認したうえで、週明けから昇格させる可能性を示唆した。