最速151キロ左腕の白鴎大・曽谷 阪神スカウト高評価「(上位指名)十分入ってくる」
「関甲新学生野球、上武大8-0白鴎大」(15日、上武大グラウンド)
今秋ドラフト上位候補で最速151キロ左腕の白鴎大・曽谷龍平投手(4年・ノースアジア大明桜)は7回0/3を5安打5失点。チームを勝利に導くことはできなかったが、プロ11球団27人のスカウトを前に力投した。
上武大・加藤とのプロ注目同士の投げ合いも粘れなかった。五回に四死球と安打で1死満塁のピンチを招き、押し出し死球で先制点を献上。「走者が出たところでここ一番の投球ができなかった」。この回に3失点、八回にも連打で1点を失い、降板した。
ただ打たれはしたが、キレのあるボールを投げ込んだ。この日の最速は150キロと「ストレートで押していくスタイル」を体現。阪神は畑山統括スカウト、和田TAら4人体制で視察し、同統括スカウトは「真っすぐは素晴らしい。(上位指名も)今の時点では十分入ってくる」と高評価した。
春季リーグは2位で終了。「我慢する投球が必要」と課題も得た。「この負けを生かして、次は大学日本代表を目指したい」。この悔しさは必ず晴らす。
◆曽谷龍平(そたに・りゅうへい)2000年11月30日生まれ、21歳。奈良県斑鳩町出身。182センチ、81キロ。左投げ左打ち。投手。斑鳩小1年から斑鳩少年野球で野球を始め、斑鳩中では志貴ボーイズでプレー。ノースアジア大明桜では1年夏からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。最速151キロ。