珍事に騒然 打球直撃、転倒でも表情変えず試合再開 西本審判の“プロ魂”に拍手起こる

9回、山田の打球が直撃した西本塁審(撮影・堀内翔)
9回、山田の打球が直撃した西本塁審(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト1-8阪神」(18日、神宮球場)

 九回、審判に打球が直撃し、球場が騒然となった。

 場面は九回、無死。ヤクルト・山田が放った強烈なライナーが三塁線を襲い、西本欣司塁審へ一直線。西本塁審は後ずさりしながらファウルゾーンに体を傾けたが、鋭いライナーで避けきれず。左太もも付近に当たり、そのままバランスを崩して倒れ込んだ。

 球場からどよめきが起こったが、西本塁審はすぐに立ち上がりファウルのポーズ。山田も心配そうに視線を送ったが、西本塁審は表情を変えず、試合再開となった。客席からは拍手も送られた。

 西本審判員は33年目の大ベテランで、出場試合数も2000試合を超える。痛がる様子も一切見せなかった。

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