上原浩治氏、150キロデビューの中日・根尾「今すぐピッチャーというのは厳しい」

 巨人や大リーグで活躍した野球評論家の上原浩治氏が22日、TBS系「サンデーモーニング」に米国からリモート出演。21日の広島戦(マツダスタジアム)でプロ初登板した中日・根尾昂外野手について言及した。

 大阪桐蔭高時代に甲子園の優勝投手にもなっている根尾は、9点ビハインドの八回に登板。この日、チーム最速となる150キロをマークするなどし、1回1安打無失点に抑えた。意見を求められた上原氏は「ピッチャーとしての根尾君というよりも、野手の中での根尾選手ですよね」と切り出すと、「ほかのピッチャー陣を休ませるためにというところですよね。点差が開いているときしか使うことはないんじゃないかな、と僕は思いますけどね」と、二刀流ではなく、あくまで本職は野手と分析した。

 司会の関口宏が「それで育っていけばね。ひょっとすると、ということもあるわねえ」と今後、投手としての可能性を尋ねたが、上原氏は「ピッチャーとして鍛えるんであれば、2年、3年必要ですよね。今すぐピッチャーで、ってというのは厳しいと思いますね」と投手・根尾には否定的な考えを示した。

 関口も「そんな簡単にはいかんという、こういうご意見ですな」と引き取っていた。

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