明秀日立・石川ケニー“二刀流”で魅せた 2安打3打点、投げては5回1失点
「春季高校野球関東大会・2回戦、銚子商1-8明秀学園日立」(22日、栃木県総合運動公園野球場)
明秀学園日立の主将でプロ注目の石川ケニー外野手(3年)が二刀流で魅せた。腰に痛みを抱えながら「4番・投手」で先発出場し、打っては4打数2安打3打点、投げては5回4安打1失点。マウンドを降りた後は、右翼手として最後までチームを支えた。
今春の茨城県大会中に腰の疲労骨折が判明。完治には至っておらず、現在も痛みが残っているが「我慢するしかない」と投打で役割を果たした。特に走者を背負っての力強い投球には、金沢成奉監督(55)も「石川じゃなければ投げられない」と称賛した。
次戦は今センバツで4強入りした浦和学院と対戦する。登板するかは未定だが、石川は「準備をしていきたい」と意気込んだ。
◆石川ケニー(いしかわ・けにー)2004年4月7日生まれ、18歳。神奈川県横浜市出身。176センチ、75キロ。左投げ左打ち。投手兼外野手。日本人の父と米ハワイ出身の母を持つハーフ。小学2年までハワイで過ごし、家族全員で日本に引っ越した。原小5年から瀬谷リトルで野球を始め、原中では瀬谷シニアでプレー。明秀学園日立では1年秋からベンチ入り。高校通算25本塁打。