浦和学院が明秀学園日立を下して4強入り センバツ出場校対決制す
「春季高校野球関東大会・準々決勝、浦和学院9-7明秀学園日立」(24日、栃木県総合運動公園野球場)
今春センバツで4強入りした浦和学院(埼玉)が明秀学園日立(茨城)を下し、4強入りした。
センバツ出場校対決は点の取り合いとなった。5-5で迎えた六回、6番・八谷晟歩内野手(3年)が内野安打で出塁すると、犠打で1死二塁。途中出場の大勝朱恩内野手(3年)が左越え適時二塁打で勝ち越した。その後もチャンスを広げ、1死満塁で打席には2番・伊丹一博外野手(3年)。「犠牲フライでいいという気持ちでいった。甘く来たら思い切り行こうと。狙っていたと言うよりも反応した」と2球目を振り抜き、走者一掃の中越え三塁打でこの回一挙4得点を奪った。
この日、5打数3安打5打点と打線をけん引した伊丹は「五回まできびしい展開だったけど、後半は自分たちの野球ができた」と振り返り、両チーム計22安打の打ち合いには「乱打戦をやるぞという気持ちでやってきたので待ってましたと。打ち勝つことができてよかった」と笑顔。森大監督も「うちは左打者が多いので、右でああやって打ってくれると貴重。大きかった」と頼れる2番打者の活躍を称賛した。
投手陣は先発でマウンドに上がったエースの宮城誇南投手(3年)5回7安打5失点。六回からは遊撃で先発出場した金田優太内野手(3年)が登板し、4回5安打2失点で明秀学園日立の猛追を振り切った。